新ヘッドコーチにピーター・デボアー（Peter DeBoer）

NHLはイースタン＆ウェスタン両地区のファイナルが最終７戦までもつれこむ激戦の真っ最中。

しかし、プレイオフ出場を逃したチームは巻き返しのため、いち早く新体制への移行を進め、新しいヘッドコーチの就任を次々と発表。

10年続いていたプレイオフ出場を逃し、ヘッドコーチのトッド・マクレラン（エドモントン・オイラーズの新ヘッドコーチ就任が発表済み）が退任したサンノゼ・シャークス（San Jose Sharks）も、現地28日新コーチの就任を発表。

来シーズンからシャークスを率いるのは、ニュージャージー・デビルズの前ヘッドコーチのピーター・デボアー（Peter Deboer）。

ピーター・デボアーは1968年1月13日生まれのカナダ人。

選手時代は1988年にNHLドラフトで、トロント・メイプルリーフスに237番目の指名されるが、NHLでプレーすることなく、マイナーリーグで選手生活を終えている。

引退後コーチへの道を進み、1994-95シーズンにデトロイト・レッドウィングスのジュニアチームのアシスタント・コーチを１年務めた後、翌シーズンより通算13シーズンにわたりマイナーリーグ（OHL：オンタリオ・ホッケー・リーグ）でヘッドコーチを務め成功を収める。

■NHLの舞台へ

そして、2008-09シーズンに選手としては実現できなかったNHLの舞台へ。
フロリダ・パンサーズのヘッドコーチに就任、2010-11シーズンまで３シーズン率いるが、１度もプレイオフに進めることはできなかった。

翌2011-12シーズン、ニュージャージー・デビルズのヘッドコーチに就任。
１年目のデビルズをスタンレーカップ・ファイナルまで導く（ファイナルでは、ロサンゼルス・キングスに敗れた）成功を収める。

しかし、つづく２シーズンはプレイオフ出場を逃し、今シーズン（2014-15）途中で成績不振により解任される。

NHLでの７シーズンでプレイオフ出場１回と、良い結果を残しているとは言い難いが（パンサーズ、デビルズとも戦力的には恵まれていないチーム）、北米の記事やSNSの書き込みを読むと良い評価をうけている様子。

サンノゼ・シャークスの来シーズンの巻き返しを期待したい。

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