スポーツは数字だ！「スポーツを10倍楽しむ統計学」鳥越規央・著 読了

これまでも「野球」をテーマに、スポーツ統計学に関する著書を数冊出している統計学者による最新作。

今作では野球を離れて他競技を、データというフィルターを通して観た読み物になっている。

「統計学」というと、つい構えてしまいそうだが、自分のような素人でも「スポーツ観戦好き」なら十分楽しめる内容になっている。

今作で取り上げられた競技を見るさい、これまで以上に楽しめそう。

【目次】
第1章　テニス―なぜ決勝に進む選手は同じなのか？
コラム　さらなる躍進は「効果率」向上にあり！？　全日本女子バレー
第2章　卓球―若い力で王国の復活をめざせ
コラム　水泳は若い選手が有利？

第3章　サッカー―データでひもとくFIFAワールドカップ
コラム　なでしこジャパンのワールドカップ連覇の確率は？

第４章　ゴルフ―パターとドライバーのどちらが重要？
コラム　ワールドカップ開催を控えたラグビーのデータ戦略

第5章　陸上―世界記録はどこまで伸びるのか？
コラム　箱根駅伝――もっとも重要な区間は？

第6章　スキージャンプ―伝説とドラマはいかに生まれたか
コラム　圧倒的に後攻有利なカーリング

第7章　フィギュアスケート―明暗を分けた技術点と演技構成
コラム　インコースとアウトコースで有利なのは？――スピードスケート

第8章　大相撲―大横綱は格下にめっぽう強い
コラム　柔道ニッポン・お家芸復活に向けた方策とは

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