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DF ジャスティン・ブラウン フィラデルフィア・フライヤーズへ移籍 [San Jose Sharks]

現地17日にディフェンスマン(DF)、エリック・カールソン(#65 Erik karlsson)と8年間の契約を結ぶことが発表したサンノゼ・シャークス(San Jose Sharks)

翌日の現地18日、シャークス生え抜きのディフェンスマン、ジャスティン・ブラウン(#61 Justin Braun)のフィラデルフィア・フライヤーズ(Philadelphia Flyers)への移籍を発表。

代わりに今年2019年ドラフトの2巡目(全体41番目)と2020年ドラフトの3巡目指名権を獲得している。


即戦力のディフェンスマンを獲得できたフライヤーズの方が旨味のあるトレード。

今年の2019年ドラフトで、シャークスは3巡目(全体91番目)まで指名権がない。
今回のトレードにより1巡早い2巡目、50番早い指名権を獲得できたが...。

今回のドレードの最大の目的はサラリーキャップが原因だろう。
アメリカのメジャー・プロスポーツの多くと同様、NHLもサラリーキャップが設けられ、各チームの契約選手の年俸の総合計に上限が定められている。

サラリーキャップの目的は、各チーム間の戦力均衡と安定した経営。

欧州サッカーでは各チーム間の経済力に大きな差があり、優勝を狙えるチームは数チームに限られ、リーグ戦の長期の連続優勝も珍しくない。

その点、アメリカのプロスポーツでは近年、特定のチームが2連覇することさえ珍しい。

また、NHLではサラリーキャップ導入前には放漫経営(選手の年俸高騰等)により破綻したチームもあった。

リーグ側と選手組合での労使紛争により2度のストライキ(うち1度は1シーズン開催されず)を経て、サラリーキャップ制度の導入を果たした。

先にエリック・カールソンとの契約は現役ディフェンスマンとして最高年俸で結ばれたと言われている。

その結果、この夏フリーエージェントになるベテランから若手まで主力選手との交渉を控え、シャークスはサラリーキャップの空きを大きくしておく必要があった。

ファンとしてはシャークス生え抜きの選手が移籍は寂しいが
ジャスティン・ブラウンの新天地フライヤーズのでの活躍を祈る。



ジャスティン・ブラウン(Justin Braun):
1987年2月10日生まれの32歳。アメリカ・ミネソタ州ミネアポリス出身。
ポジションはディフェンス。
2007年ドラフトでサンノゼ・シャークスが7巡目・全体201番目に指名。
NHLでは9シーズンで607試合出場、24ゴール、130アシストを記録している(レギュラーシーズン)。


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