ミラクル・オン・アイス Do you believe in miracles ? [アイスホッケー]
去る9月9日、1980年冬季オリンピック(米レークプラシッド)の
アイスホッケー競技で、金メダルを獲得したアメリカ代表の一員だった
ボブ・スーター(Bob Suter)氏が心臓発作で亡くなった。57歳。
訃報を知り、この金メダル・チームの実話を描いた映画「ミラクル」を数年ぶりに見る。
■ミラクル・オン・アイス 氷上の奇跡
1980年2月22日、米国レークプラシッド冬季オリンピックのアイスホッケー競技の決勝ラウンド。
当時オリンピックで4連覇、史上最強と呼ばれていた”Red Army”ソ連と
大学生中心のアマチュアチームのアメリカ代表が対戦。
(NHLのプロ選手が参加するのは、1998年長野オリンピックから)
時代は東西冷戦のまっただ中。
東西を分断するベルリンの壁が崩れる10年前……
この3ヶ月前(1979年12月)にはソ連がアフガニスタンに侵攻。
単なるスポーツを超えたライバル関係にあった米ソ両国。
そんな背景もこの試合をより熱く伝説的な試合へと導いていく。
オリンピック開幕直前(2月9日)のエキシビションマッチでは、ソ連がアメリカに圧勝(10-3)。
アメリカはソ連に先制を許すも、第3ピリオドに逆転。
終盤、ソ連の猛攻をGKジム・クレイグの堅守らでしのいで、戦前の予想をくつがえす勝利をあげた。
その後、アメリカはフィンランドに勝利し、金メダルを獲得。
現在、アイスホッケーのアメリカ代表チームにとって、オリンピックにおける最後の金メダルとなっている。
■映画「ミラクル(Miracle)」
2004年に、この「ミラクル・オン・アイス」を元にディズニーが映画化。
チームを優勝に導いたヘッドコーチ、ハーブ・ブルックスをカート・ラッセル、
GKジム・クレイグ役を「CSI:NY」のドン・フラック刑事役を演じるエディ・ケイヒルが好演している。
実話の存在に関係なくスポーツ映画の良作品。
ハーブ・ブルックスは映画の完成を見ることなく、2003年に自動車事故で亡くなっている。
■ミラクル・オン・アイスの思い出
当時、この試合は弟と二人で観戦していた。
東西冷戦のまっただ中、前年12月にはソ連軍がアフガニスタンに侵攻。
そんな世界情勢の中、子供だった二人にとっては
ソ連=悪の帝国、アメリカ=ジェダイの騎士、という単純な世界。
テレビから聞こえる地元アメリカの熱烈な応援コールにあわせて
「U・S・A! U・S・A!」コールをしながら、アメリカ代表チームを応援していた。
オリンピック直前になると、弟とこれまでに見たオリンピックで
もっとも興奮した試合は? と話題になると二人とも迷わず、この試合をあげる。
Do you believe in miracles ? Yes!
アイスホッケー競技で、金メダルを獲得したアメリカ代表の一員だった
ボブ・スーター(Bob Suter)氏が心臓発作で亡くなった。57歳。
訃報を知り、この金メダル・チームの実話を描いた映画「ミラクル」を数年ぶりに見る。
■ミラクル・オン・アイス 氷上の奇跡
1980年2月22日、米国レークプラシッド冬季オリンピックのアイスホッケー競技の決勝ラウンド。
当時オリンピックで4連覇、史上最強と呼ばれていた”Red Army”ソ連と
大学生中心のアマチュアチームのアメリカ代表が対戦。
(NHLのプロ選手が参加するのは、1998年長野オリンピックから)
時代は東西冷戦のまっただ中。
東西を分断するベルリンの壁が崩れる10年前……
この3ヶ月前(1979年12月)にはソ連がアフガニスタンに侵攻。
単なるスポーツを超えたライバル関係にあった米ソ両国。
そんな背景もこの試合をより熱く伝説的な試合へと導いていく。
オリンピック開幕直前(2月9日)のエキシビションマッチでは、ソ連がアメリカに圧勝(10-3)。
アメリカはソ連に先制を許すも、第3ピリオドに逆転。
終盤、ソ連の猛攻をGKジム・クレイグの堅守らでしのいで、戦前の予想をくつがえす勝利をあげた。
その後、アメリカはフィンランドに勝利し、金メダルを獲得。
現在、アイスホッケーのアメリカ代表チームにとって、オリンピックにおける最後の金メダルとなっている。
■映画「ミラクル(Miracle)」
2004年に、この「ミラクル・オン・アイス」を元にディズニーが映画化。
チームを優勝に導いたヘッドコーチ、ハーブ・ブルックスをカート・ラッセル、
GKジム・クレイグ役を「CSI:NY」のドン・フラック刑事役を演じるエディ・ケイヒルが好演している。
実話の存在に関係なくスポーツ映画の良作品。
ハーブ・ブルックスは映画の完成を見ることなく、2003年に自動車事故で亡くなっている。
■ミラクル・オン・アイスの思い出
当時、この試合は弟と二人で観戦していた。
東西冷戦のまっただ中、前年12月にはソ連軍がアフガニスタンに侵攻。
そんな世界情勢の中、子供だった二人にとっては
ソ連=悪の帝国、アメリカ=ジェダイの騎士、という単純な世界。
テレビから聞こえる地元アメリカの熱烈な応援コールにあわせて
「U・S・A! U・S・A!」コールをしながら、アメリカ代表チームを応援していた。
オリンピック直前になると、弟とこれまでに見たオリンピックで
もっとも興奮した試合は? と話題になると二人とも迷わず、この試合をあげる。
Do you believe in miracles ? Yes!
2014-09-14 09:08
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